【バレ注意】まちカドまぞく考察:シャミ子の能力はまぞくの天敵!?
まちカドまぞく 考察:ヨシュア編
シャミ子の夢を掃除する能力はまぞくにとって天敵!?
今回は5巻までのネタバレがあります。そして、シャミ子の能力考察ですがヨシュアの伏線でもあります。ヨシュア考察は「ヨシュア(まちカドまぞく)」というタグをつけているので、 一連の他の記事を読みたい方はタグからご覧ください。また、前提となる記事を読んでいない方はご覧ください。
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結論:シャミ子の憎しみの感情を取り除く能力は、本来はまぞくの力や能力を封じるためのものです。
作者の立場で考えてみると
以前の記事で散々怪しいと夢魔の能力でないと言ってきましたが、別に夢を掃除する能力が夢魔の能力でも今までの話は十分に成立してます。
わざわざそんな設定を作る意味が分かりません。
それに、夢を掃除する能力を桃やリリスに隠すための展開を用意しないといけないので、話づくりの幅が狭まってしまいます。特に紅玉に能力を使用する展開では、小倉に一瞬で全員を気絶させる薬を作らせるというちょっとした無茶をさせています。
作者の立場で考えると、夢を掃除する能力を夢魔の能力ではないという設定にして、シャミ子やヨシュアの正体を隠すのはリスクしかありません。
そして、リスクを負ってでも行わなければならないほどの、話づくりとしてのメリットがないのです。
しかし、違和感のある数々の描写があることは決して否めません。
夢を掃除する能力、憎しみを取り除く能力には、単にそれだけではない何か他の意味があるのではないでしょうか。
旧約聖書のヨシュアモチーフから考える
憎しみを取り除く能力はヨシュア由来のものだと思われます。
清子には特殊能力を備えているとか、出生不明とかの伏線らしい伏線がないので、ヨシュアからの受け継いだ能力と考えるのが妥当でしょう。
モチーフである旧約聖書におけるヨシュアから能力の意味を考えると、何か分かるかもしれません。
しかし、旧約聖書におけるヨシュアは異民族をぶち転がすユダヤ人の英雄です。
憎しみの感情を取り除く能力、ましてや「みんなが仲良くなりますように」という掛け声は、異民族をぶち転がす英雄にしては平和すぎます。
それに、どう考えても憎しみを取り除く能力から攻撃のような意味を見出す事はできません。
そこで逆転の発想です。
憎しみを取り除く能力から攻撃の意味を見出すのではなく、憎しみを取り除く能力が攻撃になる状況を考えましょう。
作中では魔法少女に向けて使ってましたが、もしこの能力をまぞくに使ったらどうなるのでしょうか?
光も闇も感情が鍵
リリス「もっと桃への心の闇を募らせろ!!」
リリス「さすればボーナスタイムに突入するだろう!!」
最初に桃の夢に潜る際、夢見鏡に桃の夢を映りやすくするには、桃に対する負の感情がいるようです。
リリス「そもそも余たちはまぞくだぞ」
リリス「基本的には混沌を糧とし無秩序をパワーとする闇属性だぞ?」
シャミ子にカンニングをそそのかす際、悪事や和を乱すような無秩序が力になるような事を言っています。
みんなが仲良くなるための憎しみを取り除く能力とは真逆です。
小倉「過去の伝承によれば闇おちを止めたい時は」
小倉「友情パワー的なヤツを一発ぶちこむのがオススメなんだって!」
小倉がどこから情報を仕入れているか謎ですが、友情のような良い感情で闇おちを止められるそうです。
小倉「…古来 光の一族の関係者が負の感情に飲み込まれた時」
小倉「ひとりでに闇堕ちしたって伝承が沢山ある」
更に、負の感情は光側にとって、敵対するまぞくへ利するようなまずいものだとも言っています。
・まぞくは負の感情や無秩序が力の源
・光の一族や魔法少女にとって友情のような明るい感情が必要
・負の感情に飲まれるとまぞく側の勢力が強まってしまう
これらの特徴から考えると、憎しみの感情を取り除く能力は光側に対するバフであり、闇側に対するデバフであると考えられます。
しかも、味方に当たってもフレンドリーファイアではなく、強化につながります。
夢見鏡を使う際に負の感情を持ち込んだ方が発動しやすいという事からも、憎しみを取り除く能力は、まぞくの能力発動も抑える効果があると思われます。
つまり、憎しみの感情を取り除く能力がまぞくに向けて使う攻撃だとすると、ヨシュアのモチーフと一致します。
この能力を使って、ヨシュアはまぞくをぶち転がし、英雄になったのだと思われます。
桜との共闘もこの能力で支援できるから取引されたのかもしれません。
まとめ
・憎しみの感情を取り除く能力はヨシュア由来の可能性が高い
・負の感情がまぞくの力の源であり、光側にとってはまずいもの
・憎しみの感情を取り除く能力は光側へのバフ、闇側へのデバフとなる
⇒シャミ子の憎しみの感情を取り除く能力は、本来はまぞくの力や能力を封じるためのものです。
以上がまとめになります。
ヨシュアは旧約聖書モチーフで考えるとかなり謎が解けるようです。
いっその事、旧約聖書に当てはめてしまった方が良いかもしれません。
拙い文章をここまで読んで下さってありがとうございます。
次回は、余り内容は決まっていませんが、小倉について考察しようと思います。
更新に時間がかかりますが、また読んでいただければ幸いです。