【バレ注意】まちカドまぞく考察:ヨシュアは本来はリリスの子孫ではない!?(後編)
まちカドまぞく 考察:ヨシュア編
ヨシュアは本来はリリスの子孫ではない!?(後編)
今回は3巻までの一部ネタバレがあります。ヨシュアの正体に迫る本丸の解説後編です。
引用が少ない上に場合分けが多いですが、ご容赦ください。ヨシュア考察は「ヨシュア(まちカドまぞく)」というタグをつけているので、 一連の他の記事を読みたい方はタグからご覧ください。また、前回記事を読んでいない方はご覧ください。
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リリスの限定されすぎな状況が値千金
リリス「特にこの二千年は魔力が弱まって封印空間の外が観測できなかったのだ」リリス「10年程前から意識がはっきりして外の世界が見えるようになった」
リリス「調子がいい時は縁の近いものの夢に干渉できたが」
リリスは 二千年間、封印空間の外が見えないし、聞こえないし、親戚縁者としか接触できなかったそうです。
この情報が値千金です。
前編で解説したようにヨシュアは夢魔以外の能力を使ってないですし、第三者からもリリスは情報を得る事が出来なかったと考えられます。
そして、リリスには封印空間の外が見えないのだから、夢の中での会話内容にしかヨシュアを不審に思う点はありません。
つまり、ヨシュアからの発言か、リリスからの質問によるヨシュアの反応のどちらかに「親戚」として不審な点があったと思われます。
更に、ヨシュアが隠し事をしている、していないで場合分けすると以下になります。
ケース1)ヨシュアが隠し事をしていて、ヨシュアから不審な発言があった
ケース2)ヨシュアが隠し事をしてなくて、ヨシュアから不審な発言があった
ケース3)ヨシュアが隠し事をしていて、リリスからの質問による反応が不審だった
ケース4)ヨシュアが隠し事をしてなくて、リリスからの質問による反応が不審だった
それぞれの場合を考えてみましょう。
ケース1)ヨシュアが隠し事をしていて、ヨシュアから不審な発言があった
考えられるのは、何らかの緊急事態に陥ったせいで隠し事について口を滑らした、失言だったあたりでしょうか。
ただ、夢の中にはリリスとヨシュアしかいないので、夢の中で緊急事態が起こったとは考えにくいです。
起こったとしても夢の外での出来事なので、起きればよいだけです。口を滑らすような状況ではないですね。
それに、シャミ子のポンコツ成分が母親譲りだとしたら、良子のしっかり者成分は父親譲りなのではないでしょうか。
そこから考えるとヨシュアが失言とか口を滑らすというのは考えにくいですね。
ケース2)ヨシュアが隠し事をしてなくて、ヨシュアから不審な発言があった
該当するパターンがありません。
せいぜいがリリスが何か勘違いしていたくらいですが、ここに来て勘違いでしたというオチではつまらないでしょう。
ケース3)ヨシュアが隠し事をしていて、リリスからの質問による反応が不審だった
親戚として怪しまれるとしたら、他の親戚についての質問によってでしょう。
リリスの家族に対する接し方から考えても、前のご先像の持ち主がどうなったかくらいは聞いたと思われます。
この場合に不審な点のあるパターンを考えると、ヨシュアは他の親戚を知らない事をリリスに隠していた可能性が考えられます。
他の親戚の事を尋ねてもヨシュアは話をそらし続けたというパターンなら、深刻ではないですが親戚として怪しむ状況だと思われます。
何故わざわざ隠すのか、知らないなら知らないと言えばよいのにと思わせる行動ですね。
ケース4)ヨシュアが隠し事をしてなくて、リリスからの質問による反応が不審だった
ケース3)とほぼ同じ状況ですね。
ヨシュアが何か呪いみたいなものを受けたせいで、他の親戚についての質問に答えられなかったパターンが考えられます。
ただまあ・・・呪いがピンポイント過ぎる上に意味が分かりませんね。
呪いによって記憶喪失になった可能性も考えられますが、記憶喪失になった事をリリスに言えば良いだけですしね。
この他にも色々考えましたが、辻褄が合わないし、はっきり言って枝葉末節なのでカットします。
というわけで、ケース3)のリリスから他の親戚の事を尋ねられてヨシュアは話をそらし続けた可能性が高いことが分かります。ヨシュアは他の親戚を知らない事を隠そうとしていたようです。
何故知らないことを隠すのか?
ヨシュアの立場から考えると、本来ならリリスは秘密や隠し事を共有して相談する格好の相手です。
リリスは動けないし、ヨシュアとしか接触できないのですから隠し事をばらされる心配もありませんからね。
しかし、逆にヨシュアはリリスに対して何か隠し事をしています。
つまり、ヨシュアはリリスの事を信用していないと考えられます。
リリスの事を信用しない状況とは
考えられるのは、「他の親戚を知らない」という状況について、経緯や原因を理解しているが、リリスに知られてはいけないとヨシュアは判断している、という状況です。
(経緯を理解していない場合、例えば記憶喪失とかで「他の親戚を知らない」状況に陥った可能性があります。しかし、その場合は信用してなくてもリリスに原因究明の協力をしてもらった方が合理的なので、状況に当てはまりません。)
つまり、ヨシュアは親戚なのにリリスの事を信用できない他人のように扱っていると思われます。
相手は親戚なのに他人として扱うという条件を満たすには、元々は他人だったのに親戚として縁がつながってしまった状況であると考えた方が良さそうです。
この場合ならリリスにとってはヨシュアは親戚でも、ヨシュアにとってリリスは最初から他人という認識になります。
なお、他人だったのが親戚になるというと眷属化が考えられますが、その可能性はないと思われます。
ヨシュアがリリスの子孫の眷属だった場合、血縁ではないのでシャミ子がリリスと似ている理由に説明がつかなくなります。
親戚に成りすました状況について
元々他人だったという事は、ヨシュアはリリスの親戚になりすましていると思われます。
他の親戚についての話をそらし続けた理由は、他の親戚を知らないため、ぼろが出るのを恐れたからだと思われます。
では、リリスの親戚になりすます事が目的の一つなのでしょうか?
もし計画的に成りすまそうとしているなら事前にリリス周りの親戚を調べているはずです。
しかし、実際には他の親戚を知らず、リリスに怪しまれるという失態を犯しています。
つまり、目的があって成りすまそうとしているのではなく、仕方なくリリスの親戚の振りをしている状態だと考えられます。リリスの親戚になっているのは予期せぬ事故だと思われます。
結論
ヨシュアは、親戚やリリス周りの状況を何も知らずに突然、何かの事故でリリスの親戚になってしまったという状況だと思われます。
そして、リリスに怪しまれないように親戚の振りをしていました。ただし、他の親戚を全く知らないので、リリスから前のご先像の持ち主や他の親戚の事を尋ねられて、話を逸らすしかない状況に陥ったと思われます。
で、突然にリリスの親戚になった状況というと、リリスの子孫の肉体にヨシュアの魂が入った状況くらいしかありません。アニメで追加された伏線もこの状況を示唆しています。
アニメで追加された伏線、声のイメージ
以前、アニメでヨシュアは外見は若いのに声は年老いている、とよく言われていることを書きました。
itameshitsukuruyo.hatenablog.com
これはヨシュアの魂がリリスの子孫の肉体に入った事と関連すると思われます。
つまり、声が年老いているのは、中身である年老いた男性の魂が声を発しているからではないでしょうか。
同じ状況がメタ子でも発生していると思われます。メタ子の場合は、猫の中のメタトロンが「時は来た」という渋い声を発していると思われます。
まとめ
・リリスの封印中の行動や情報取得の制限が厳しいので、ヨシュアを親戚として不審に思う点は夢の中での会話に限られる
・親戚として不審に思う点は、リリスが他の親戚の事を尋ねてヨシュアが話をそらし続けたパターンである可能性が高い
・ヨシュアは「他の親戚を知らない」状況に陥った原因について理解しているが、リリスには知られてはいけないと判断して他人扱いしている
・親戚なのに他人扱いするという事は、元々他人だったが後から縁がつながったという事
・話をそらし続けた理由はリリスの親戚に成りすまそうとしているが、他の親戚を知らず、ぼろが出るのを恐れたから
・他の親戚を知らないので、親戚に成りすますのは計画的な行動ではない
・従って、ヨシュアは何等かの事故のよって突然、リリスの子孫になった
・突然にリリスの子孫になるとしたら、リリスの子孫の肉体にヨシュアの魂が入る状況くらいしかない
・アニメにおけるヨシュアの外見と声のイメージが違うのは、外見と一致しない年老いた魂が声を発しているから
⇒ヨシュアは何等かの突然の事故によってリリスの子孫と魂が融合した
以上がまとめになります。
拙い文章をここまで読んで下さってありがとうございました。
次回は ヨシュアの正体とその伏線を解説する予定ですが、
その前に苺の魔法少女関連で補足記事を書きます。
また読んでいただければ幸いです。