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【バレ注意】まちカドまぞく考察:苺の魔法少女がまぞくを狩ってた説補足

まちカドまぞく 考察:桃の過去編

苺の魔法少女がまぞくを狩ってた説補足

 今回は3巻までのネタバレがあります。6年前の事件の解明編で解説しそこなっていた事と一部他の可能性の提示をします。ただし、大筋は変わりません。なお、前提となる記事を読んでいない方は以下の記事をご覧ください。

itameshitsukuruyo.hatenablog.com

 

 

夢の中の桃といちご大福

「いちご大福怖い」エピソードの直前に桃にとって重要な出来事があります。

シャミ子の能力で夢の中を掃除された事です。

これによって桃は嫌な感情を持ち込まずに過去と向き合えるようになったと思われます。

 

夢の中の桃は子供の姿でした。当時の嫌な事を思い返しているから子供の姿になっているのでしょう。

「この町の平穏を守るために弱くなる事はできない」

「でも……私にはうまくできなかった」

嫌な事が具体的に何かは示されませんが、過去にまぞくが犠牲になった事が示されます。

 

・過去にあった桃の嫌な出来事

・まぞくが犠牲になった事

 

これらの事は直後の「いちご大福怖い」エピソードと関連があると思われます。

「ここの大福が苦手なのは嘘じゃないよ」

「昔を思い出すから何年も食べてなかった」

桃は昔を思い出すからいちご大福を何年も食べてなかったといっています。

姉である苺の事、または苺との間にあった出来事を思い出したくなかったのでしょう。

しかし、シャミ子の能力によって嫌な感情を取り除かれたから、何年も引きずる程の苺との出来事と向き合えるようになった

という事ではないでしょうか。

 

つまり、桃の夢で示される過去にあった嫌な出来事とは、苺との間にあった事だと思われます。

そして、まぞくが犠牲になっている事と苺が関係するという事は、苺の魔法少女がまぞくを狩っていたのではないでしょうか。

 

苺の隠し事

「…大切な人にずっと隠し事されている方がキツイと思う」 

桃は物語の当初から町を守ろうとしています。まぞくを狩る事は桃に対する大きな裏切りになると思われます。

桃に対する裏切りについて後ろめたさがあったから、苺はまぞくを狩っていた事を隠していたと考えると、桃のセリフと一致してきます。

 

苺の魔法少女がまぞくを狩っていた事については、これらの伏線が一致してくるので、かなり可能性が高いと思われます。

ただし、桜の結界によってまぞくが守られている事がネックになってきます。

 

苺が桜の本来の後継者説

ミカン「(桃が桜の手がかりを得られない理由について)結界で保護されたこの町では魔法少女とまぞくは接触できないから」

ミカン「この町でまぞくと魔法少女が出会うって普通あり得ない事なの」

(アニメ12話より)

ミカンによると魔法少女とまぞくが町で出会う事はありえないそうです。

まぞくは桜の結界によって守られているので、魔法少女によってまぞくは狩られる事はありません。

 

以前書いた「6年前の事件の解明編」では、寿命が切れた結界内にいるまぞくを狩った説を出しました。

しかし、よく考えると「桃がまぞくと接触できなかった」というのはミカンの認識であって桃からの発言ではありません。

 

もう一つ、苺が桜の本来の後継者であり、結界の維持管理を任されていた可能性があります。

つまり、苺は桜が作った結界を自由に出入りできる魔法少女で、狩ろうと思えばいつでもまぞくを狩る事ができたのかもしれません。

この場合は以下の話の流れが考えられます。

 

・10年前から6年前にかけて苺はまぞくと接触していた

・まぞくから桜の手がかりをつかもうとしていたが見つからなかった

・6年前に苺に願いを叶えたい出来事(誰かの死別?)が起こった

・まぞくを狩ってスタンプカードを満杯にして願いを叶えようとした

 

町にどれだけのまぞくがいるかは不明ですが、桃は苺を頼りにまぞくを接触できた可能性があります。

ミカンは苺の事を知らないので、桃がまぞくに接触できなかっただろうと認識する他ありません。

これも話の筋が通りますね。

 

ただ、吉田家や喫茶店あすらを苺が襲わなかった理由が、偶然にも苺の目に留まらなかったという事になります。

苺の立場で考えると、知り合っていないまぞくを狩る方が気が楽のはずです。

吉田家や喫茶店あすらに苺の魔法少女の痕跡はないので、ターゲットに入っているはずですが、偶然とかたまたま狩られなかったというのが個人的には腑に落ちないです。

 

苺が桜の本来の後継者説の場合だと、苺がまぞくを狩るターゲットに何か基準があると思います。

ぱっと思いつく基準だと以下でしょうか。

 

・戦闘だけでなく、探知や高速移動等の厄介な能力をもっているもの

・能力を悪用している、または悪用しかねないもの

・経済的に裕福なもの

・能力は使っていないが、罪を重ねたもの

 

厄介な能力持ちは自分の脅威になるので、他のまぞくと連携とられない内に早々に倒しておいた方が良いでしょう。

後は、なるべく罪悪感を感じないようにターゲットを選んでいたと・・・私は思います。

 

まとめ

・シャミ子が夢を掃除することによって、桃は過去の出来事に嫌な感情を持ち込まずに向き合う事ができた

・過去に向き合おうとした結果が「いちご大福怖い」エピソードとなって表れている

・その桃の思い出したくなかった過去に苺が関係している

・夢の中での桃の発言と合わせて考えると苺がまぞくを狩っていたと考えられる

・苺が桃に後ろめたさを感じて隠し事をしていた事とも伏線が一致する

・桜の結界を通過できた理由には、苺が桜の本来の後継者で結界の維持管理を任されていた可能性もある

・その場合には、何かの基準でまぞくを狩っていた可能性がある

 

以上がまとめになります。

6年前の事件の解明編で説明不足だった点と苺が桜の本来の後継者説を補足説明しました。

あくまで予想なので外れる事もあると思いますが、それなりに合ってるのではないかと思います。

拙い文章をここまで読んで下さってありがとうございます。

 

次回は、ヨシュアの正体とその伏線について解説します。

また読んでいただければ幸いです。