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【バレ注意】まちカドまぞく考察:桃が再起不能にしたのは苺の魔法少女だった!?

まちカドまぞく 考察:桃の過去編

 桃が再起不能にしたのは苺の魔法少女だった!?

今回は3巻の一部ネタバレがあります。

 6年前の事件の謎解き編として、まず桃の過去に迫る必要がありそうです。結論から言うと、桃は苺の魔法少女、それもおそらく義理の姉を再起不能にしたと思われます。

 

 

 桃が魔法少女と戦った痕跡

「(自身の傷について)エーテル体同士でやりあった傷は消えづらいんです」

「コアは、私が以前見たものは…水晶状で動きませんでした」

桃の横腹には3本線の傷跡があり、エーテル体である他の魔法少女との闘いによる傷のようです。

そして、桃は相手の魔法少女を水晶状のコアまで追い込んだと思われます。 

 

魔法少女にはコアがあり、魔力を散らされてもコアは残るようですが、動物の形をとったり水晶や結晶のように動かないコアがあるそうです。

 

「コアになってネコの姿を保つ魔力もほとんどなくなった時…」

 

桜が白猫の状態から結晶状のコアとなり、シャミ子の魂を支えるという描写があります。桜によると猫の姿を保つのにも魔力が必要だそうです。

動物型コアからさらに魔力が削れると動けない水晶や結晶型のコアとなると考えられます。

 

つまり、桃が動物型のコアを見ることなく、水晶状のコアだけを見る事になったという事は、容赦ない攻撃を相手にしかけていたのではないでしょうか。

ちなみに、桃から話を聞いたリコは少し訝し気ですし、依り代リリスは少し慌てているので、この二人は桃の背景に気づいたようですね。

二人ともこの後の空気を変えようとしているようです。

 

桜餅ではなくいちご大福

「ここの大福が苦手なのは嘘じゃないよ」

「昔を思い出すから何年も食べてなかった」

「…ここのお菓子は姉が好きだったんだ」

シャミ子に怖いものを教えろと言われ、桃はいちご大福が怖いので、シャミ子に買いに行くように頼みました。

 当初、この話は饅頭怖いという落語ネタの茶番だと私は思っていました。

というか多くの視聴者、読者の方もそう思ったのではないでしょうか?

しかし、よく考えると桃の姉である桜が好きな和菓子は桜餅ではないでしょうか。 

まちカドまぞくでは、果物にちなんだ魔法少女はその果物推しという規則性があります。

ミカンは圧倒的に柑橘類推しですし、桃もネクターを飲んだりしてます。

つまり、 ここで桃が言う姉とは桜の事ではなく、もう一人の姉であり、いちごを好んだ人物、苺の魔法少女ではないでしょうか。

 

桃は義理の姉である苺の魔法少女と何かあったようです。

ただし、ここまででは義理の姉という関係が千代田家の中の可能性、桃が孤児の時代にできた姉の可能性の両方があります。

どちらなのかというと、アニメに追加された伏線によって千代田 苺という人物の存在が鮮明になります。

(一応、苺の品種に「さくらももいちご」というのがあるので、苺は桜とも関係があり、千代田家の一員という考察もできます)

 

アニメに追加された伏線

 アニメ10話でシャミ子と良子が桃の家を訪ねる際に表札がはっきりとうつされますが、桃の名前の上に一文字分消された跡があります。

おそらくは苺の名前を桃が消したと思われます。

 

追記:「…ここのお菓子は姉が好きだったんだ」というセリフと関連があると思われます。ここで桃は話をつなげる際に沈黙を入れています。これは苺の事を姉と呼ぶかにためらいがあったという伏線と思われます。 

 

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桃の家の表札は原作でははっきりとは分かりません。アニメ10話で確認が取れます。

原作では桃の名前さえも字がつぶれてしまっています。

せいぜい「千代田」と「桃」の間にスペースがあるくらいしか分かりません。

確認したい方はアニメ10話をご覧ください。アベマTVではまだ無料で視聴できるそうです。(2020年5月5日現在)

 

さて、この消された跡にあった名前は苺ではないでしょうか。

(実はこれも最初は桜の名前だと思いましたが、桃は桜を探しに街に戻ってきたので、桜の名前を消す訳ないですね)

表札にあった名前を消すという事は、相手が帰る場所として認めないという強い意志表示になります。

桃と苺の間には勘当レベルの決別や確執があったと思われます。

 

桃の後悔

「私ももう少し苦手なもの…昔の自分と向き合ってみるよ」

しかし、桃は苺との間にあった事を後悔している節があります。

昔の自分と向き合ってみるという発言は、苺に対してやり過ぎてしまった自分が怖いという感情だと思われます。

このやり過ぎてしまったというのは、冒頭で説明した水晶型のコアになるような容赦のない攻撃をしてしまった事ではないでしょうか。

 

まとめ

・桃は魔法少女と闘い、水晶型のコアになるような容赦のない攻撃を加えた

・「いちご大福が怖い」というエピソードは、もう一人の姉である苺を思い返すためであり、苺の魔法少女が存在する証拠

・表札の名前が消されている事から桃と苺の間には勘当レベルに強い決別があった

・現在では桃は苺に対してやり過ぎてしまったと後悔している

 

⇒ 桃が水晶型のコアになる容赦のない攻撃を加えたのは苺の魔法少女である

 

以上がまとめです。

拙い文章をここまで読んで下さってありがとうございます。

 

苺の魔法少女が何をしでかしたのかは次回に解説します。

予想部分が多くなってしまいますが、また読んでいただければ幸いです。